HOME//幼児教育について
当校は幼児教育の基本理論である「モンテッソーリ教育」および「レッジョ・エミリア教育」をプログラムの下敷きにしております。それらがどのようなものであるか、簡単にご説明いたします。
「レッジョ・エミリア教育」は60年ほど、「モンテッソーリ教育」は100年以上の歴史を持つ幼児教育理論です。 それぞれの特徴は、主に次のようなものがあげられます。
始まりはイタリアの都市レッジョ・エミリアに幼児教育施設が建てられたことでした。ここでは教育心理学の専門家であるローリス・マラグッツィによる教育理念をもとにした、「子どもの持つ無限の可能性を引き出す教育」が始まりました。 その大きな特徴は、4人~5人の子どもたちのグループで長期間ひとつのテーマを掘り下げる「プロジェクト」と呼ばれる活動。そして子どもたちの活動を振り返るためにまとめられ、掲示される「ドキュメンテーション」です。これらを通じ、子どもたちの自立心と創造性を養われるとされます。また、レッジョ・エミリア教育を取り入れた教育施設は、施設がひとつの街並みのような造りをしていることも特徴のひとつです。
モンテッソーリ教育は、精神科医だったマリア・モンテッソーリにより考案された教育法です。1907年にイタリアはローマに建てられた「子どもの家」を発端に、世界各国へ広がり取り入れられました。 子どもたちの五感を刺激し、それを用いて遊ぶことで発達をうながす「教具」が大きな特徴で、色・質感・重さ・材質など細部にこだわっています。単に五感を育むだけではなく、暗記に頼らない数量・質量感覚を身につけたり、「教具」を通じた言語感覚の涵養なども自然と行われるように設計されています。 またモンテッソーリ教育では子どもたちが過ごす環境づくりも大切にされており、一定の基準を満たした環境を整えることも教師の重要な役割です。